memo -a day in my life-

あいかわらずなボクら。

俺だ。

TOKIO×嵐プレミアムナイト。
第五夜。松兄×にの。


今夜のメニューは、上海ガニの姿蒸し。

「さあ『今宵はあなたと上海ガニを』の時間ですけども。」
「はじまりましたね。」
上海ガニってさ。」
「うん。」
「俺、自分で剥いたことねえんだけどもさ。ん?足を全部外した方がいい?そうか。5分終わっちゃうよ?これで。」
スタッフさんに確認しつつ、はさみで足を外しはじめる松岡くん。
「まあまあまあ、でもね?そういう回があっても。」
「何?このはさみ。」
片方だけ刃が短くなってる。
「何?このはさみ。」
「カニ用のはさみなの?」
「へぇー。」
はさみを眺めるにの。
「すげぇじゃん俺たち。なんか物に助けられたなあ。」
「すごいねえ。」
「手でやってもいいよね?こうやってね。毛ガニのように。」
手でカニの足を取る松岡くん。
「こうやってさあ。おそらくだけどね。わかんないけど。」
松岡くんの作業を見てるにの。
「あっ。恐いなあ。」←小声。
「何が恐いの?」
「いやなんか…。足って食えるの?」
「足は食えるよ。足、パカって剥いてよぉ。逆か。」
甲羅の部分をひっくり返す松岡くん。
「これ、なんか、こういうとこからパカってやんだな。きっと。」
「あ、ホントだ。」
「ほら、出てきた。内子みてえのが。」
「すっご…。」
「これ結構危険だよ?」
にのの顔を見る松岡くん。
「ね。ばーん!てなるよ。」
避けるにの。
「ガーン!だよねえ。」
「俺、白だから。」
衣装の心配をしております。
これを聞いてにのと反対側の遠い方で開けようとしてくれるの。
「まずカニを出す自体がさあ。知ってる?カニってしゃべんなくなるんだから。」
「そうだよ。」
カニがパカって開く。勢いで落としそうになるのを受けとめる松岡くん。
「ああっ!ほらぁっ。あっぶねえ。」
「セーフセーフセーフセーフセーフ。わかったわかった。ほら。食えよ。」
カニを覗くにの。手や袖口を拭く松岡くん。
「ほらもうなんかミソがすごいことになっちゃったよ。」
「ほらもう絶対なっちゃうんだもん。」
「いいよ。それ取って。お前。」
「ホント?」
「おう。」
「これなんだよね。優しいの。」
「そうだよ。」
まだ手を拭いてる松岡くん。
「一緒に食おうぜ。なんかふたつやるの大変だもん。」
「うん。甲羅もらおうかな。」
「そう。その、まず食ってうまいかどうかをあーだこーだ言ってからしゃべんべ。」
「うん。」
「おいしい?」
にのの顔覗きつつ自分も食べる松岡くん。
「超うまくね?これ。」
「…あまい。」
背もたれにもたれてしみじみ言うにのさん。
「この時間に食うもんだなあ。」
「んー。あーうまいね。」
「酒ほしいな。」
「んー。」
紹興酒だな。これ。」
「あーそうだねえ。」
「お前、そう言えばさあ。」
「はい。」
「あれ、やってんの?あのつまんない手品。」
はにかむにのさん。
「つまんなくはないんですよ。」
「え?」
「つまんなくはないんですよ。やってますよ。そりゃ。」
「何でつまんなくないって言うの?基本お前はさー。その、なんて言うの?嵐ん中でさあ、やっぱり『俺は二宮だ。』みたいなのがあるじゃない。」
苦笑しながら横を向くにのさん。
「ないですよ。ないですないです。」
「や、マジで。松本も相葉も大野も翔もいる中で『俺はニノですよ。』みたいなとこあるじゃん。」
「そんなことない。」
「俺はずーっとそう思ってたよ?」
「そんなこと言ったら『俺は松岡だ。』感、すごいっすよ?」
「うん。」
「これ多分みんな思ってると思うけど。」
「そう。だからなの。だから気づいたの。」
「あ、そ、俺とってこと?」
「俺がそうだから気づいたの。」
「俺と似てんなあってこと?」
「うん。」
「ま、確かにー。でもそうだよね。」
「でも考えてみりゃわかるじゃん。TOKIOはやっぱ俺じゃん。」
「う…ん。」
「ね?」
「うん。」
「嵐だと基本お前じゃん。他、ちょっともう。いいじゃん。」
「ちょっと待って。俺そんな『松岡だ。』感出てる?ホント?でもねー俺、うん。嫌いじゃないかもしれない。」
ふたりとも爆笑。
「そろそろお時間です。ね。」
「あら。」
「これ何ですか?おやすみなさいということですか?
じゃあね。素敵な夜を。おやすみなさい。」
「おやすみなさい。」

一生懸命カニ剥いてくれる松兄と、ただ眺めてるだけのにのちゃん。いつもこんな風なんだろなー。俺だ感出てるって言われて、否定してたのに、最後は嫌いじゃないってとこで受け入れるにのさんがにのさんだと思いました。